FABtotumを修理した話【本体編】
さて、x軸の原点にひたすらアタックをかけまくることから
リミットスイッチが不調なんだと思いスイッチを
探してみるもなかなか見つからず…
しばらくしてやっと見つけました!
赤で囲ったところにリミットスイッチがついてるんですけど超小型のスイッチがついてますねぇ。
(こいつはx軸の原点ではなく端点検出用)
反対側にもついてる筈なのですが、もげてしまって不在なご様子…
しかたがないので適当なスイッチを適当な位置に設置します。
マニュアル作動で原点検出することを確認できたので改めてプリント開始!
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今度はエラーで自動停止してしまいました。
エラーメッセージによると、フロントカバーが開いてます?
どうやらフロントカバーの開閉を検出するスイッチのバネが強く、ヘッドが動く微妙な振動で開検出してしまってる模様。
しかし、こいつはシステムからフロントカバーのスイッチを無効化出来るのだ!
次はいよいよプリント編です。
FABtotumを修理した話【改造編】
仕事が忙しくてなかなか更新が出来ませんでしたが
修理は進んでおりました。
ヘッドを分解してみたところ中はマイコンやら電子パーツが結構実装されてて豪華です。
ミル用のモーターはマルチコプター等に使われるハイパワーなものが基板に直に固定されています
(ええのかこれ?)
3Dプリンタ用のバレルはナットとヒートシンクを兼ねたフレームで挟むように固定されていて外れないので不要になる部分を金ノコでカットしました。
なんとなく予想してましたけどこの外したバレル~ホットエンドまでの構成が残念です。
バレルがフェライトでできていて結構蓄熱しちゃってますし、
そのバレルの中を耐熱チューブが通ってるるのですが断熱出来るわけではないので中でヘロヘロになってしまいます。
ヒーターとノズルも一体化してありメンテナンスできない…
せっかく修理してもこれでは遅かれ早かれ同じ状態になってしまうので、アリババで購入しておいた汎用パーツで再構成します。
下から0.3mmノズル、ヒートブロック、バレル50mm、ワンタッチ継手です。
基板に固定する時はダブルナットでしっかり位置決めできるようになってます。
放熱フィンでもつけておきたいところですが、スペースがないのでとりあえず様子見ですね。
早速とりつけて問題なくフィラメントが吐出されてるのを確認し、プリントしてみたわけですが…
なにやらX軸の原点検出ができないようで壁にガンガンぶち当たります
Oh...(^_^;)
次はこいつかぁ
つづく
FABtotumを修理した話【ノズル編】
さて軽く作動確認もできたことですし、ハイブリッドヘッドのチェックに移りましょう。
前オーナー曰く『フィラメントが排出されない』
とのことでした。
原因を特定すべくヒーターの温度を上げてみますが、特に問題なく温度は上昇します。
次にエクストルーダーからのフィラメント押し出しを試してみたところ、10mm指令を送っても6mm程しか押し出されてきません。
ひょっとするとホットエンドからフィラメントが排出されないのはフィラメントが送られてこないから?
じゃあ手で押してあげれば出てくる?と淡い期待を寄せながら手で押してみますがビクともしません。
ホットエンドの先の状態から察するになかで焦げ付きをおこしている可能性大。
とりあえずハイブリッドヘッドをばらしてみることにしたのですが、分解するのに特殊レンチ(星形)T8
レンチが必要。
近所のコーナンまで走ることになったのです。
つづく。
FABtotumを修理した話【システム編】
システムファイル(OS)はsdカードをフォーマットしてツールでイメージファイルを展開するだけでいいので楽チンです。
実作業は5分くらいでしょうか?
この辺は普通のraspberry piと同じなので詳しく書くことはありません。
後はSDをセットして電源を入れれば二分ほどでピピピとビープ音が鳴り白色の照明が点きます。
ここからUIにたどり着くのが少し手間です。
先ずLANケーブルで繋いでいたのですが、raspberry piには適当なipが振られます、本体にはモニター等ないためこのipを確認するためにルータにアクセスしましょう。
ルータにログインしたら現在のネットワーク接続リストを開き、FABtotumを探してください。
FABtotumのipがわかったところで
ブラウザにそのipを入力すればFABUIにアクセスできます。
適当にログインしたらJOGで動かしてテストします。
わたしはここでヘッドの詰まりを確認できたので分解しました。
明日以降はヘッドユニットの改造を引き続き記します。
FABtotumを修理した話
最近3Dプリント、4軸cnc、3Dスキャナが一つのマシンで出来るのが売りのFABtotumを入手しました。
kickstarterで話題になったので知ってる方も居るのではないでしょうか?
しかし、クラウドファンディングという特性上煮詰まってないアイデアや製品が多く、少なからず問題を抱えたままリリースされることが良くあり、
FABtotumもそんな問題を抱えたマシンだと思われます。
※詳しく書かれてるblogがあります。
そんなマシンを何故このタイミングで買ったのかと申しますとジャンクが安く売られていたからです。
そんなわけで届いたfabtotumなのですが、まず起動しません…
理由としては普通の3DプリンターはArduinoを用いた物が多いのですが、コレにはraspberry piが使われています。(正しくはシステムをraspberry pi 制御がArduino)
raspberry piはLinuxを積んでるので適当に電源落とすとクラッシュします。
立ち上がらないのでは一向に修理も進まないので、次回はシステムの入れ替えを記載していきます。
システム更新に続く→